息子のチームは、後ろから繋いで前進していきます。
ジュニア、ジュニアユース、ユースでは、このビルドアップ中のミスが多くあり、その多くは失点につながります。
皆さんのチームでも様々なやり方があり、ミスをすると思います。
しかし、育成年代の選手がミスをするのは当たり前という事を理解しておかなければなりません。
ビルドアップのことを言語化ているスペインのプロチームでさえ一つのミスで失点することもあります。
そして、もっと言うとミスという捉え方ではなく、上手くいかなかった一つのプレーであるという認識を持つべきと思います。
ジュニアユース年代の試合の勝敗の重要度は、50%ほどであり、その内容は、特にプレシチュエーションごとに練習したチーム戦術を対戦相手に対して実行し経験を積むことです。
上手くいかなかったプレーをした時でもプレーを継続して、ボールを失ったのであれば、次のプレシチュエーションに誰よりも早く進む意識を持たせるべきと思います。
日本の選手たちは、ミスをしたらチームメイトに「ごめん」と謝る傾向があります。
謝ることや周りを気遣う脳の力を次のプレーに使った方がよほどチームのためになります。
謝るのは、プレーが切れてから、味方に「カバーありがとう」など感謝の言葉に変えれば良いと思います。
失点したなら、選手として責任を感じると思うので、謝って次に切り替えることは必要かもしれません。
周りは、失点した要因はその選手に多くあるかもしれませんが、サポートやその後の対応が不十分だったかもしれませんので、「切り替えてもう一回みんなでチャレンジしよう」などチームが前向きになれる言葉をかけれると良いですね。
そうした指導者やチームの前向きな言葉があるからこそ、練習したことを前向きにチャレンジすることができ、経験が積めて、より高めるべき技術や理解すべきチーム戦術が出てきます。
それらを日々練習して、何度もチャレンジすることで選手とチームは成長して行きます。