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クロップ監督、勝利の立役者となった南野拓実に賛辞「本当に良かった」

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リヴァプールを率いるユルゲン・クロップ監督が、2ゴールを挙げて勝利へと導いた日本代表MF南野拓実に賛辞を送った。クラブ公式サイトが伝えている。

 南野は2日に行われたFAカップ5回戦のノリッジ戦に先発出場すると、27分にディヴォック・オリジの落としから先制点をマーク。さらに39分にはCKのこぼれ球をワントラップから右足を振り抜き、ニア上へと豪快に叩き込み追加点を挙げ、2-1の勝利に貢献した。 データサイト『OPTA』によると、南野は2020年1月のリヴァプール加入以降、国内カップ戦(カラバオカップFAカップ)で通算8ゴールをマーク。この間の得点数は他のリヴァプールの選手の2倍の数字を記録しており、最多得点者になっているという。

 2014-15シーズン以来7シーズンぶり、クロップ政権では初となるFAカップ準々決勝進出に貢献した南野についてクロップ監督は試合後、「彼は2ゴールを決めたことが印象に残るかもしれないがそれだけではなかった。今夜の彼は常に脅威で、機動性があり、素早かった。技術的にも信じられないほど高いレベルにあった」と絶賛した。

「今夜は風がとても強かったが、彼がどのようにボールをコントロールしていたのかを見ると、本当にとても良かった。でも私は驚いてはいない。なぜなら、彼がどれほど優れているかを知っているからだ。それを今夜はみんなに見せてくれた。本当に素晴らしいことだ」

 南野にとってリヴァプールでの最高の試合かと聞かれたクロップ監督は「もしかしたらね」と認め、「明らかに並外れた試合だった。とてつもなくシャープだったし、彼の持っているあらゆるものを見せてくれた。本当に完璧なパフォーマンスだった。2ゴールも素晴らしいが、残りの全てもトップクラスだった。本当に良かったよ」と賛辞を送った。

 また、南野は今季のカラバオカップでは5試合に出場し、4ゴール1アシストを記録して決勝進出に貢献していたが、2月27日に行われた決勝戦ではベンチ入りしたものの出場機会がなかった。それでも、チームはPK戦の末にチェルシーを下し、10年ぶり最多9度目の優勝を飾った。

 クロップ監督はカラバオカップ決勝で出場機会がなかった南野は「確かに非常に残念だったと思う。それは想像できる。それについては彼と話をしていない」と難しい決断であったことも明かしつつ、同選手が重要な存在であることも強調した。

「タキ(南野)はカラバオカップの道のりの大部分を占めていた。決勝でプレーできなかったことは彼にとって難しい瞬間だったかもしれないが、いつの日か振り返る時には、リヴァプールカラバオカップを優勝したのだから、それは本当に良いことだと思うよ」

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