Crecer FA

岡山県瀬戸内市で活動しているスペインメソッドサッカースクール

個人戦術のサポートの判断基準から見るロドリ

最近、少しずつ時間に余裕ができてきてプレミアやリーガをちょこちょこ見ています。

 

その中でこの間のエヴァートン戦のマンCのロドリのサポートが気になって気になって仕方がなかったので、書いていきます。

 

個人戦術のサポートの判断基準からアンプリトゥとプロフンディダを決めていきますが、何故かロドリは、いつも緊急時のサポートの立ち位置にいます。

 

ですので、中央の選択肢が良くない状態なんです。

 

赤がマンC、白がエヴァートン

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このサリーダデバロンの時のロドリのポジショニングは、個人戦術のサポート判断基準からすると緊急時のサポートと同じ立ち位置です。

CBがコンドゥクシオンで前進する時にここのポジションにいるんですよね。

 

サリーダデバロンが数的優位な場合は、安定時になるので、基本的には

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こっちですね。

個人戦術の判断基準とアンプリトゥとプロフンディダの起点は、アランになるので。

 

ボールから離れてサポートしつつ、アンプリトゥが長く取れないので、プロフンディダは、継続側へとります。継続のサポートといいます。

上の図は緊急時のサポート、下の図は継続のサポートで、意味が全然違ってきます。

 

エヴァートン戦を見ていてもサリーダデバロンでのロドリからの中央突破は、ほとんど成功していませんでした。

というよりもほとんどロドリに入っていませんでしたね。

 

ペップが何故この選手を起用しているのかは、最近見始めた僕には分かりません。

 

ただ世界のトップを走る戦術家のチーム戦術として、もしかしたらこのポジショニングをわざと取らせているのかな?とも思いますね。

そういう狙いなのか今後の試合を見つつ、研究していければと思っています。

 

そういう意味では、最近のバルセロナは、個人戦術の判断基準にかなり忠実で、非常に基本的で見やすいです。

トラオレさんは仕掛けるにしても判断がもう少し早ければと思いますけどね(笑)