トレーニング概要
アップ
体幹、股関節、肩関節
セッション1
ボール回し
課題、制限あり
追加制限×2
セッション2
4×1ポゼッション
課題、制限あり
セッション3
1×1オレアーダ
2×2
2×3
目的、課題あり
セッション4
3×2コントラ アタケ
目的、課題あり
セッション5
シュート練習
レポート
今週は、修学旅行や体調不良が重なり、いつもの人数の半分以下でしたので、修得したい基礎技術を軸にトレーニングを構築していきました。
アップ
体幹や股関節の動きと肩関節の動きの理解を深めていきました。
セッション1
2つボールを使いながら、ボール回しをしていきました。体の向きを作る意識をメインに様々な制限を付け加えて、ボールを持っていない時に認知し、頭の中を整理整頓する力を養いながら、ボールを受けた時にある選択肢で適切な答えに対してボールを置けるように意識してもらいました。
セッション2
4×1のポゼッションなので、いつもの強度からするととても簡単でしたが、そこに制限を加えることで、かなり高い難易度になりました。一つ先のことを考えて言語化することや同時に行う作業を増やすことで頭の負荷は高くなります。
また、強制的に2対1になるように設定されており、ボールを持っていない選手の瞬間的な個人戦術判断も必要となりました。
セッション3
技術アクションのうちコンドゥクシオンとレガテにフォーカスしたトレーニングでした。もちろんシュートやパスなどの技術も含まれています。また、ボールを持っていない選手の同数による個人戦術を考えるためのラインを伝えていきました。
在籍日数がまだ浅い選手は、どうしても1対1になるとボールを止める、もしくは、減速して勝負を仕掛けて時間を使う癖がついています。
基本的な考えでは、サリーダデバロンやプログレシオンの場面は、スペラール(ライン超え)したディフェンスラインの後退より早く前進していかなければなりません。
そして、数的同数のフィナリサシオンでも、スペラールしたディフェンスラインが後退して来る前に勝負しゴールに迫る必要があります。
その場合はコンドゥクシオン パラ プログレサールが基本となります。
そして、そのコンドゥクシオンのスピードのまま勝負しレガテからシュートまで持っていきます。
ただ日本のビルドアップの構造では、意図的にそういうプレーシチュエーションを作るのは難しいですが。
セッション4
制限付きのカウンターの場面設定。全速力でのプレーで強度がとても高かったです。
が、カウンターが決まる場面を確実に作れるかというと、そうでもなく。
技術的にもまだまだ足りないことがたくさんあると感じましたね。
セッション5
股関節の使い方や2軸の理解、キックモーション後のこと。それぞれを重ね合わせて、より難しいコースへのシュートを実現するためのトレーニングでした。
まだまだ身体機能を上手く使えていない選手が多いですが、その分伸びしろがあるということなので、しっかりと自主トレに活かしてほしいと思います。