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岡山県瀬戸内市で活動しているスペインメソッドサッカースクール

日本サッカーのステップアップが、ワールドカップを更に難しくさせているかもしれない件

鈴木啓太さんが公開しているYOUTUBE【盟友】山本昌邦が語るトルシエ監督が激怒した日韓W杯ベルギー戦

この中でシドニー五輪のベスト8で終わった話とトルシエジャパンのトルコ戦の話がありました。

これが、結構面白い話で、日本の立場とカタールW杯での考えを改めないといけないなと感じました。

 

 

鈴木啓太さんって・・・誰?

まずは、鈴木啓太さんを簡単に紹介をいたします。

1981年生まれで2000年入団後、浦和レッズ一筋の元プロサッカー選手です。

2002年にはU23日本代表にも選出され、2006年のイビチャオシム監督就任後、A代表にも選出されるようになりました。

2015年引退後にアスリートの腸内フローラを研究するAuB株式会社の設立。

現在は、その事業の傍らYOUTUBE配信も行っています。

 

シドニー五輪でベスト8敗退した理由

ワールドユースで準優勝したメンバーが満を持して臨んだシドニー五輪は、アメリカに敗戦し、ベスト8で終わります。

この時の話が非常に面白かったです。

シドニー五輪の決勝トーナメント、準決勝進出をかけたアメリカとの一戦は、PK戦の末に敗れます。

日本は、アメリカを侮ることなく勝利のためにスカウティング(分析)していましたが、それ以上にアメリカが日本の良さを消してきた。

この言葉は、日本のサッカーが、ステップアップしていることを教えてくれるとともに、世界大会の難しさを気づかせてくれました。

グループリーグでの試合から分析される決勝トーナメントは、そのチームの良さを消してくるのは当然のことで、その分析を超えるオプションを持つことが必要になってくるということ。

このことは、後の日韓ワールドカップの話にも繋がっていきます。

 

日韓ワールドカップでのベスト16

コンフェデ準優勝という結果を残している日本代表は、日韓ワールドカップでグループリーグを1位で突破し、2位突破のトルコと対戦。

スカウティングでトルコは、右サイドバックが高い位置を取ってくるから、切替でそこを突いていく作戦を採用。怪我や疲労でメンバーやシステムを変えることとなったが、それは、作戦上のこと。

しかし、トルコの右サイドバックは、積極的に攻撃参加することはなかった

つまり、スカウティングされることは、当たり前でそこを突いてくることを見こされていたという話。

この話は、シドニー五輪の話から繋がりトルコは、グループリーグとは違うオプションを用意していたということです。試合内容とかは全然覚えていないですけどね。

トルコは、その別オプションと日本のスカウティングをすることで、より優位に試合を進めることができたんだ。と解釈しました。

 

まとめ

上記の話は、とても重要なことです。

今回は、ドイツ、スペイン、コスタリカと同組なので、グループリーグ突破もかなり難易度が高いですが、決勝トーナメントは、やはり一つレベルが違う大会に変わるんだと思いました。

グループリーグをどう突破しようか?と考えているようでは、現実的にトーナメントを勝ち上がっていくのは、難しいみたいです。

 

日本が準備しなければいけないのは、スカウティングはもちろんのこと。

戦術的オプションをもっと増やすこと。

そして、スカウティングが外れた時に選手たちが現場で行うスカウティング能力と共有し、修正する力だと思いました。

もちろん監督の現場でのスカウティング能力も必須です。

 

そして、日本もスカウティングされる立場になったという認識を持つこと。

これが結構重要で、今までは、サッカー後進国として、そこまで深く考えていなかったですが、色んな大会で結果を出したり、海外で活躍する選手が増えたことで、対戦国が日本のスカウティングを今まで以上にしてくるということを認識しました。

ドイツやスペインは、日本に対して自分たちの戦いをしてくるだろうと思っていましたが、もしかしたらそうではない。かもしれない。

日本は、ヨーロッパ勢に対して、南米よりもやりやすい。

という概念がありますが、それは相手が分析通りに自分たちの組織的にやりたいことを日本に押し付けて来ていたからです。

もし日本の良さを消して、日本に対しての戦術を練ってきたら、更に難しい試合になりそうですね。

まぁネガティブになってもいけないので、ここまで来たら日本代表には期待しています。

頼むぞ・・・森保監督!!(`・ω・´)

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