Crecer FA

岡山県瀬戸内市で活動しているスペインメソッドサッカースクール

息子のプレーの絡繰りと良さを捨てて、監督の要求に全力で挑む


前回の記事

チームが機能していない状態ですが、息子個人としても苦戦中で、絶不調ですね。

 

 

現状の息子個人の問題

  • 最近、ボールコントロールがかなり乱れていること。
  • 体が動いていないというよりも反応が遅い。

の2点が気になっています。

 

ボールコントロールに関して

最近では、ありえないようなボールコントロール

  • 来たボールをすかしてしまう。
  • 動かすべき時に足元に止めてしまう。
  • 単純に意図していないところにズレてしまう。

こうした単純なミスは、あまりしない方なのですが、ここ数試合は、顕著に酷いです(笑)

特に最近は、ボールがたまにしか来ないので、1回のミスが多く目立ってしまいます。この間の高校生のトレマなんて、前半パスが1回も来ないという状況なので、1回のパスがいかに貴重か(;´・ω・)

 

息子の反応が遅い

パスのボールがズレた時や、攻守の切替、50:50のボールに対しての反応が目に見えて遅いのが目立ちます。後、ディフェンスの時に逆に降られるともうついていけない状態になる。

 

原因についての考察

  • 脳活動が上手くいっていない。
  • アライメントが崩れている。

何故、脳活動に言及したかというと、ボールのコントロールも反応速度も脳活動下で行われているからです。

アライメントの崩れは、脳が反応したことに、体がついていけない状態になっていると感じたからです。

 

脳活動

脳活動の反応レベルは、意識レベルよりも早く、反射的に行われます。

これは、無意識(メンタルマネジメント的には下意識)での神経伝達で、経験の中で作られた神経回路にいち早く反応するシステムがあります。

もともと攻守の切替などは、そこまで早くはなかったですが、小学6年生の頃より顕著に遅いと感じます。

日頃の練習効果、経験が試合で出ていないということになるので、練習が試合に繋がっていないということです。

もしくは、息子自身のメンタル(精神活動)がブレーキをかけている可能性があるということ。

 

アライメントが崩れている

背骨を基に肩関節、股関節の動きが悪い可能性。

息子は、背骨のラインが崩れています。

特に頸椎。

ストレートネックですね。

ですので、かなり守備時やボールを持った時などに前傾姿勢になっているのが気になっています。

後は、最近、股関節が内旋気味になっているのが見られます。

肩関節も巻き肩気味。

ディフェンス時に振られるのは、この辺が原因かなーと思っています。

 

急にそれが浮き彫りになった理由

何故、いきなりこうした原因が出てきたのか?

前々からこの課題には、少しずつ取り組んではいましたが、チーム活動が多く、時間があまりないため、効果があまり出ていないというのが現状でした。

前々からあったなら違うんじゃないか?と思うかもしれませんが、実は、今までのチームなら、その原因も分からなくさせる程、チームが機能していたのです。

 

息子の間違えない判断とプレースピードの絡繰り

息子の良さは、数的優位や位置的優位、継続、前進、3人目、緊急時のサポートの意味を知り、ボールを受ける前に、それらのアクションがもたらす効果で、複数の答えを持ち、受けた時の相手の状況で、良い答えに対してプレーすることです。

つまり、息子のプレースピードは、予め起こる答えを知っている状態でプレーするので、早いという絡繰りがあります。

組織化されたチームの味方と敵の配置から、ゴールへ向かえる道の神経回路を複数持っている状態を作るといいますか。

「相手がここから来ているから、ここにボールを置いて、あっちに蹴る」という意識のプレーではなく。

相手のアプローチのスピードと角度を認知した段階で、脳活動が、複数ある答えの中から一つの神経回路にアプローチしてプレーしている状態。

無意識でのプレーとなります。

それらを支えるのが、ボールを持っていない時の状況の認知と適切な攻守のアクションになります。

これらが使えるときは、体のバランスが悪いとか関係なく、答えを知っているので反応が悪いとかも出ないのです。

守備時も自分がボールを奪うのではなく数的優位の場所だったり、ボールを奪うのが得意な選手のところへボールを誘導するだけなので、弱点が出なかったということです。

 

絡繰りが使えない

前回の記事にも書いた通り、今、チームは機能していないです。

質的優位が無いと上手くいかない状態なのと、チームのアンプリトゥ(横距離)が狭いため、息子の立ち位置のスペースがかなり狭くなっています。

そこにボールを付けようと思うと、かなりのプレースピードとボールスピード、正確性が必要になります。

現状のバック陣とアンカーのプレースピードでは、到底入れられない。

横から来る速いボールを正確に止めて、次のステップで息子に入れれる選手は、現状のチームにはいませんし、そのプレースピードがあってもパススピードが緩いので、入らないと思います。

だから、息子の思う立ち位置とタイミングでボールは入らないです。

 

そうなると、答えが用意できない状態でのプレーになり、恐ろしく精度の低いプレーになります。

プロテクシオン(体を入れてボールを守る)しても当たり負けし、コントロールもいまいちいなり、プレースピードも落ちます。

 

コントロールや反応が低調な理由

整理して書いていくと、理由が分かってくる。

コントロールに関しては、おそらく、答えがない状態で受けるので、受ける時もボールから目を離し、状況を視ているからだと思われる。

ボールが転がっているときに周りを視るのは、いつものことですが、だいたいの事は先に見て分かっています。

ですので、自分にボールが転がって来ている時は、アプローチに来る相手だけを認知すれば良いのです。

そうすることで、ボールをコントロールするときはしっかりとボールを視ることができます。

が、チームの状態が悪い時にボールを受けるとアプローチが来る相手の角度が視にくく、逃げ道も後ろしかない状態で受けることになります。

前進するためにプレーしたいので、前の選手の精緻化されていない動きの味方も認知しなければなりません。

つまり、ボールから目を切ってコントロールし乱れているということ。

 

反応が遅れるのもそうです。

息子の今までの経験は、前進すること前提でのプレーになり、前進のために脳活動が体を動かしている中で、違うことが起きるから反応が遅くなっている。

 

チームを機能させるプレーで前進させようとしているから、全てが上手くいかない状態になっているのだと思います。

要は、質的優位が必要ですよってことですね。

 

どうするか?

チーム戦術として息子が合わない以上は、息子の良さは捨てるしかありません。

もちろん、チームが前の状態になるのが、一番息子にとっては楽ですが。

どこのチームに行っても、そういうことはあるのです。

いつもいつも自分に合ったチームなんてありません。

ですので、要求されることが苦手なプレーであったとしても、弱点を克服する時間だと思って全力で当たって砕けていくつもりです。

だって、ポンコツなのに使ってくれるているのだから。

使ってくれている監督の要求に応えるのが選手だと思いますからね。

 

原因の改善

脳活動の反応で使える技術にフォーカスし、どんな状態でも前進のために使える技術を身に着ける。

小学生時代にやっていたトレーニングを引っ張り出してこようと思います。

僕がかなり疲れるんですよね。

小学生でもきつかったのに、中学生になってる息子に効果を持たせることができるかなぁ(;´・ω・)

後は、ストレートネックなどのアライメントの改善することで、守備時のアプローチで逆をつかれる問題は解決できそう。

フィジカルトレーニングも必要かな。

こうして考えると複合的に組んだトレーニングができそうなので、時間も限られるし、疲労の問題もあるので、できるだけ効率的にやっていこうと思います。

しっかりと将来のために積み上げていきたいと思います。