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森保監督 続投発表の先送りで思う日本サッカーの未来

 

森保監督の続投発表が先送り 外国人監督案を捨てきれない技術委員会 田嶋会長は続投支持だが…8強目指すなら「守るより攻め」の考えを

サッカー日本代表が出場した過去6度のW杯では、敗退前に後任監督の候補が一本化されていたが、低い下馬評を覆しカタール大会16強に導いた森保一監督(54)は前例のない中ぶらりん状態。

優勝経験国を2度も破る〝ドーハの奇跡〟で結果を出したうえ、W杯で燃え尽きることなく続投の意欲満々だが、監督選定を担当する日本協会の技術委員会には、外国人監督の招聘にこだわる勢力がある。

優勝を逃した列強が次回大会へ向けた体制を整えて続々と再スタートを切るなか、悲願の8強入りを目指す日本に無用な足踏みは許されない。

夕刊フジ編集委員久保武司

 

カタール大会敗退後、初となる技術委員会が12日に行われ、リモート取材に応じた反町康治委員長(58)は「実に活発な議論ができた」としつつも、監督人事についてはのらりくらり。

来年1月末で契約満了の森保監督に続投を要請するのか、あるいは交代を前提に外国人監督と接触しているのか、いずれも「この場では言えない」と言葉を濁し、選定の期限さえも明言を避けた。

 

1次リーグで日本に金星を献上したドイツとスペインはすでに、優勝経験国の威信を取り戻すため次へ動き出している。

ドイツサッカー連盟の当面の目標は2024年に自国で開催する欧州選手権。7日に「欧州選手権に向けてフリック監督に全幅の信頼を置いている」と声明を出し、昨年5月就任のハンジ・フリック監督(57)の続投がすんなり決まった。

一方、翌8日にはスペインサッカー連盟が、18年から指揮を執ってきたルイス・エンリケ監督(52)の解任を発表。「日本戦の敗戦でチームの行き詰まりを感じた」と分析したうえで決断に至った。

 

日本協会は田嶋幸三会長(65)が決勝トーナメント1回戦でクロアチアにPK戦の末に敗れた後、森保監督について

「評価は間違いなく高い。監督として素晴らしい仕事をしてくれた」

といち早く続投支持を表明。

7日の帰国会見後にも「次期監督の候補の1人です」と何度も明言した。

 

これに待ったをかけているのが技術委だ。

次期監督は「12月に決まるかどうか、それもわからない」と反町委員長。

大のスペインサッカー通で知られ、2020年就任で「森保はオレが選んだ監督じゃないから」と言ってはばからないが、初めて自らが主導して選ぶ代表監督に外国人を呼ぶには旗色が悪い。

コロナ禍による協会の資金難と急速な円安のダブルパンチで一線級の監督に見合った好条件が提示できないのに加え、田嶋会長の任期が残り1年半で退任後に協会の方針が変わるリスクも敬遠されてきた。

 

それでも、W杯前にメドをつけるべき〝ポスト森保〟の絞り込みを急がなかったのは、カタールで形勢が逆転する可能性があったからだとみられている。

日本がドイツやスペインに力の差を見せつけられれば、両国などから指揮官を招く大義名分となり得た。

しかし、結果は真逆となったうえに、森保監督は燃え尽きることなく、前例のないW杯をまたいだ続投を熱望。

田嶋会長の後押しもある。

列島にフィーバーを起こしたことで、スポンサー筋の受けもいい。

「続投させる気があるなら、オファーもせず先延ばしにするのは失礼だ」との声も出始めている。

 

世論を味方につけた〝時の人〟を退場させてまで新体制を発足させたいなら、それだけの根拠を技術委は用意する必要がある。

反町委員長は今大会の1次リーグで格上のドイツ、スペインと同組に入ったことで「守備重視」に舵を切った森保監督を「評価しています。サポートのしがいがあった」と言及。

指揮官も本来なら攻撃的なサッカーを志向したかったが、「試合に勝つことだけを考えた苦渋の決断だった」とした。

 

ただ、今回も16強の壁を破れなかったのは事実だ。この日の技術委でも4年後をにらみ、このまま守備重視の戦術を続けてよいのか、より攻撃的にいくべきかが論点になった。

スペインサッカー好きの反町委員長が、どちら寄りかは言うまでもない。

そして、より攻撃的なサッカーで結果を求めるならば、森保監督よりも適任者がいると考えているようだ。

 

これまではW杯終了後すぐに新監督が決まり、さらに上を目指して次回大会へ再スタートを切ってきた日本代表。

異例の牛歩の末に示される新たな指針は、にわかも巻き込んだ日本中のファンを納得させ、4年後への希望を抱かせられるだろうか。

引用:https://news.yahoo.co.jp/articles/ce292da8f56e56af8584e056a32374becc2a9261

 

W杯での森保監督の功績

W杯のグループステージにおいて、ドイツスペインを撃破するという大仕事をやってのけた森保監督。決勝トーナメントではクロアチアPK戦にもつれ込む大激闘でした。

惜しくも敗れたとは言え、この功績は、世界を驚かせたし、日本のサッカーファンに大きな希望を持たせたと思います。

 

アジア圏においての苦戦

しかし、その一方でボールを保持した時の閉塞感を感じることもある。

特に中央突破のオプションが縦パスをつけて落とすプレーのみとなり、強豪相手には、対応され、上手く縦パスを入れられないという場面も多かったです。

最終予選の時やアジアカップもそうですが、本来なら五輪出場権かけた2020年U-23アジアカップも主力が呼べなかったとは言え、かなり苦しい戦いになった。というより、開催国でなかったら予選敗退でした。

まぁ出場が決定していたから色々と試していたんだと思いますが。

それにしても組織攻撃は、あまり機能していたかったのを覚えています。

招集メンバー/スタッフ|AFC U23選手権タイ2020|U-23日本代表|日本代表|JFA.jp

日程・結果|AFC U-23選手権タイ2020|U-23|日本代表|JFA|日本サッカー協会

 

W杯?アジア杯?どっちとるの?

欧州や南米、アフリカ、中南米勢等が相手となるW杯を照準に4年間準備を進めることと、アジア杯。極論的にどっちを取りに行くの?

って、極端な話になってしまいそうですが、もちろん両方です。

まぁアジア杯を優勝した後のコンフェデレーションズ杯がなくなったので、大会の重要度は下がりましたけどね。

 

ただし、違う戦い方が必要になるので、ここで話が割れています。

W杯は、基本的には格上とやることが多いので、リアクションサッカーが主となり、森保監督が得意な守備からのポジティブトランジション(守備から攻撃)が、刺さります。

しかし、アジア勢とやる時には、ボールを持つ側になります(アクションサッカー)。

ボールをもって主体的に攻めることが求められた試合は、個人の質的優位で何とかしていましたが、組織攻撃としての原理原則がなく、個人の行き当たりばったり感がすごかったです。

ここの解決がないまま4年来たことが、コスタリカ戦やクロアチア戦にも出てきたと思っています。

 

森保監督続投と交代で割れるの理由

要は、上述したことが原因となります。

W杯で目標には届かなかったけど、ドイツ、スペインを撃破した功績は、凄い!!普通なら、続投で問題ないよね?

ってことなんですけど。

 

でも、技術委員会や交代して欲しい人たちは、考え方が違う。

結果は凄いけど、今後の日本のことを考えると、リアクション1本で行くより、アクションサッカーもできて、リアクションサッカーもできるようにした方が良いんじゃない?

ってことです。

僕もそっち側です。

クロアチアの戦い方がそんな感じですよね。

持つときには持って、耐えるときには、カウンターに切り替えるみたいな。

 

森保監督が悪いって言ってる訳じゃない

森保監督が組織攻撃の原理原則を作ってくれて、今の問題を解決してくれるのであれば、大歓迎です。

ただ、この4年間で組織攻撃の閉塞感が、解決できていない状態が続いているので、おそらく次の4年間もそうなるのではないか?という気がしているので、交代を推しているだけです。

 

今回のW杯は、選手のモチベーションも高かったですし、良い監督何だろうと思っています。

ですので、

次のW杯は、欧州の監督を招いて、組織攻撃の原理原則(集団プレー戦術や個人戦術の判断基準)を作ってもらい、その下で日本をまとめてもらうか、森保監督自身も欧州で経験を積んでもらうかしてから、もう一度日本を指揮してほしいなー。

なんて、勝手に思っています。

 

海外監督を呼べない理由

資金難。

これに尽きるでしょう。

もちろん世論とかもあると思いますが。

たぶん、お金だと思います。

 

W杯出場国の監督のサラリー

32: ジャレル・カドリ(チュニジア) – 年俸:13万ユーロ(約1900万円)

31: アリュー・シセ(セネガル) – 年俸:31万ユーロ(約4500万円)

30: リゴベール・ソングカメルーン) – 年俸:34万ユーロ(約5000万円)

29: ルイス・F・スアレスコスタリカ) – 年俸:35万ユーロ(約5100万円)

28: ロブ・ページ(ウェールズ) – 年俸:38万ユーロ(約5600万円)

27: クリス・ヒュートン(ガーナ) – 年俸:40万ユーロ(約5900万円)

26: ジョン・ハードマン(カナダ) – 年俸:48万ユーロ(約7000万円)

25: チェスワフ・ミフニェヴィチ(ポーランド) – 年俸:50万ユーロ(約7300万円)

24: ズラトコ・ダリッチ(クロアチア) – 年俸:55万ユーロ(約8100万円)

23: ドラガン・ストイコビッチセルビア) – 年俸:65万ユーロ(約9500万円)

22: ワリド・レグラギ(モロッコ) – 年俸:72万ユーロ(約1億600万円)

21: グスタボ・アルファロ(エクアドル) – 年俸:77万ユーロ(約1億1000万円)

20: ディエゴ・アロンソウルグアイ) – 年俸:86万ユーロ(約1億3000万円)

19: カルロス・ケイロス(イラン) – 年俸:91万9000ユーロ(約1億4000万円)

18: 森保一(日本) – 年俸:105万ユーロ(約1億5000万円)

17: エルヴェ・ルナール(サウジアラビア) – 年俸:110万ユーロ(約1億6000万円)

16: ルイス・エンリケ(スペイン) – 年俸:115万ユーロ(約1億7000万円)

15: カスパー・ヒュルマンドデンマーク) – 年俸:115万ユーロ(約1億7000万円)

14: ロベルト・マルティネス(ベルギー) – 年俸:120万ユーロ(約1億8000万円)

13: グレッグ・バーハルター(アメリカ) – 年俸:125万ユーロ(約1億8300万円)

11: グラハム・アーノルド(オーストラリア) – 年俸:130万ユーロ(約1億9000万円)

11: パウロ・ベント(韓国) – 年俸:130万ユーロ(約1億9000万円)

10: ムラト・ヤキン(スイス) – 年俸:160万ユーロ(約2億3500万円)

9: フェルナンド・サントス(ポルトガル) – 年俸:225万ユーロ(約3億3100万円)

8: フェリックス・サンチェス・バス(カタール) – 年俸:240万ユーロ(約3億5000万円)

7: リオネル・スカローニ(アルゼンチン) – 年俸:260万ユーロ(約3億8000万円)

5: ヘラルド・マルティーノ(メキシコ) – 年俸:290万ユーロ(約4億2600万円)

5: ルイ・ファン・ハール(オランダ) – 年俸:290万ユーロ(約4億2600万円)

4: チッチ(ブラジル) – 年俸:360万ユーロ(約5億3000万円)

3: ディディエ・デシャン(フランス) – 年俸:380万ユーロ(約5億6000万円)

2: ガレス・サウスゲート(イングランド) – 年俸:580万ユーロ(約8億5000万円)

1: ハンジ・フリック(ドイツ) – 年俸:650万ユーロ(約9億5000万円)

引用:カタールW杯に参加する監督のサラリーランキング。意外なトップが? | Goal.com 日本

 

森保監督のよりちょっと多めに出せば、ルイス・エンリケいけますね(笑)

まぁ、通訳とかその他の経費が凄くなるので、もっといくんでしょうけどね。

こうしてみると、ボールを握ってやっている国の監督は、サラリーが高いですね。

グスタボ・アルファロ(エクアドル)やズラトコ・ダリッチ(クロアチア)は、森保監督よりリーズナブルですが、組織攻撃の作り方で良い仕事をしている気がします。

 

でも、この差だったら、エンリケ呼びたいと思うのは、僕だけではないはず。特にスペイン厨は(笑)

 

ハンジ・フリック(ドイツ)は、すでに続投決定。

ドイツ凄いわ。

 

その資金はどこから出てくるんでしょうかね?

 

 

資金難を解決すべき

やっぱりお金にたどり着くんですよね。

手っ取り早く一時的な資金難を解決するのは、クラウドファンディングをすれば良いじゃないか。なんて思います。

でも、これって一時的なことで、その場しのぎなんですよね。

根本的な解決にはならない。

 

日本ではスポーツの賭け事は禁止されているのでスポーツベッティングは、難しいかもしれません。2024年を目途に解禁を目指しているようですが。

法改正からやっていかないといけないので、どうなんでしょうね。

 

totoとWINNERがサッカーにおいてのギャンブルとなります。

国内向けのサッカーくじです。

海外からの購入はできません。・・・グレーゾーンですけどね。

ですので、totoを海外から購入できるようにするだけでも、海外からの資金流入が見込めるのではないかと考えてしまいます。

 

結構totoって優秀で、お手軽ですし、少額の資金でビックリするほどの高額も狙えます。それにtotoBIGは、定期購入もできるので自動で買ってくれます。サブスクと一緒(笑)

普通のベッティングよりも夢があります。

 

海外のリーグでもtotoできますし、海外口座も受け入れて、グローバルに展開すれば、収益増えると思うんですけどねぇ。

まぁ思い付きだったので、デメリットの方が大きいとか、法令的にアウトだったりするのかもしれません。

 

・・・ちゃんと調べてから書けって?

それについては申し訳ない。

 

後は、国内のサッカー需要を増やすことですかね。

それこそ時間がかかりそうですが、エンタメ性をもっと出して、盛り上げていく必要があるのかなと思います。

今回の日本代表のドキュメンタリー映像をもっともっと手の込んだ動画にしたり、日本代表の核となる選手のスター性をもっと誇張して、分かりやすく応援しやすい環境にすることも大切だと思います。

ライト層を増やすシステム作りですね。

そうすることで、サッカー需要が増え、選手やチームに対して落としていく金額が増えると思います。

 

そして、サッカーのコアなファンにしていくためのシステム作り。

もっとサッカーの戦術的部分や駆け引き、細かいルールなどを発信していく配信動画や番組があればいいなと思います。

そうすることでコアなファンも増えますし、育成年代の指導者や選手のレベルアップにもつながると思います。

スペインでは、24時間サッカー番組が垂れ流されています(笑)

 

まとめ

結局、W杯やアジア杯、五輪で優勝するには、自国のサッカー、自国のリーグの強化が必要で、そのためには、競技サッカー人口や生涯サッカー人口、ファン、サポーター、質の高い指導者の増加が必要となります。

そして、それらを支える公益財団法人日本サッカー協会の資金が必要となります。

この資金の問題は、僕らではよく分からない事(政治や法)が絡むこともあり、なかなか難しい面もありますが、長期的に考えて、解決すべき問題だと思っています。

 

森保監督の続投発表の先送りは、技術委員会が、海外の監督呼びたいけど資金がないから、妥協して森保監督にしようって案に見えてしまう。

日本サッカーが発展するための方策を考えていってほしいですね。