世界に興味を示し、スペインでサッカーをやりたいと考えが変わったU-9、10の経験。
今回は、この経験から世界的な個人タイトル、チームタイトルをラ・リーガのチームで獲ると決意するに至った経緯を書いていこうと思います。
息子の最大目標を決定させた出会いと経験
世界に目を向けたのは、息子が小学4年生になった4月の事でした。
この時から長期休みになると海外キャンプに行くのが、当たり前になりました。
サッカーサービス、バルサ、グローバルエリート、ミランと様々なキャンプに参加しました。
しかし、どのキャンプもなんかしっかり来ない息子。
サッカーサービスキャンプも指導は好きだし、ゲームの進行も嫌いではないが、キャンプ故に基礎的な事で終わってしまう。
それに、参加している選手たちが初参加だったりするので、いつも僕のスクールでやってる息子としてはトレーニングが止まりすぎて、面白くない。
刺激が欲しい。
僕の中にもそういう思いもあるが、実際に参加している息子は、かなり感じていたようです。
小学5年生で出会ったエスパニョール
引用:https://soccerlture.com/espanol-japan-academy-interview/
色んなキャンプを転々としながら、キャンプはもう良いかなー。と息子が言い始めた小学5年生の夏。
エスパニョールキャンプを見つけて、参加しました。
エスパニョールのカンテラで実際に指導しているコーチが直接指導してくれたのですが、この時のトレーニングは、実に濃密で、サッカーサービスで受けた衝撃と同じくらい刺激をもらいました。
サッカーサービスを経験したからこその衝撃もあったもしれません。
息子もこのキャンプが相当楽しかったらしく、久々に躍動してました。
そして、エスパニョールキャンプMVPの獲得で、幸運にもエスパニョールカンテラへの練習参加ができる事になりました。
カンテラ練習参加
キャンプから半年後の春休み。
スペインへ2週間飛びました。
その時の帯同コーチの言葉や代表の話が、とても刺激的でした。
そして、待ちに待ったカンテラ練習参加1回目は、練習内容は、とても良かったです。
やってることをメモしたり、制限は何かを考えながら見てました。
が、息子は、不完全燃焼で終わりました。
何というか、頭を使うこととかやる事は、そこまで苦ではないのですが、
トレーニング強度がめちゃくちゃ高い。
ゲームでは、展開、前進、ゴールまでのプロセス等ゲームスピード、強度が凄かったです。
そして、ゲームになるとビックリするほどパスが来ない。
フリーマンでもきません。
スペイン語が話せないといけないとか、日本人差別は存在するとか、色々と代表から教えて頂きましたが、恐らく代表のそれは、慰めだったのだと思います。
今現在、あの時の事を思い返すと、息子の立ち位置だとか体の向きとか、細かい個人戦術の判断が悪かったと感じています。
何回か練習参加の機会を頂きましたが、状況は変わらずでした。
最後の練習だけは、分からないなら、分からないのは置いといて、もう全ての力を出し切ることに意識を向けよう。
と、望みましたが、トレーニングでは、いつも通りそこそこやれていましたが、ゲームでは、結果を残す事は出来ませんでした。
エスパニョール遠征で得た物
エスパニョールのアレビン、インファンティル、カデーテ、バルサや他の街クラブの育成年代の試合や練習を観れたこと。
カタルーニャは、スペインの中でも群を抜いて強いです。
その中でも、バルサとエスパニョールは、圧倒的な強さを誇ります。
これが世界のゲームスピードと強度だというのを肌で感じた事やカンテラの練習を学んだことは、本当に大きかったです。
そして、代表からスペインを目指すのならば必要なことがある。
と、「計画性やスペイン語の事」等、色々なアドバイスを頂きました。
世界を目指すと決断した息子
(↑試合後のロッカールームだったはず)
エスパニョールで得たほろ苦い経験は、自分の立ち位置を認識させるに十分なものでした。通用したことももちろんありましたが、それは限定的なトレーニングの中だけで、ゲームとなると、力不足を痛感しました。
計画
経験とアドバイスから息子と計画を立てました。
代表から目指すのであれば高い目標を掲げて、計画性をもって挑戦すべき。
とのお話から、バロンドールを主に世界的な個人タイトル、チームタイトルを獲得することを最終目標にしました。
そして、その目標を達成するために必要なキーファクターを調べると
欧州5大リーグでプレーしていることや人格、話題性等々、様々なものが必要でした。
息子は、その目標は28歳で達成する設定にし、そこから逆算して、リーグやチームの選定などを行いました。
そこに行くために必要なフィジカルや技術、戦術レベルを調べていくことで、どれくらい何が足りないのかを年間で見直しながら修正できるようにしました。
スペイン語が必要じゃね?
息子は、やはりリーガの試合運びが気に入ってるので、やはりリーガに行く計画になりました。
その時に代表の方から
「早めにスペインに行ってスペイン語を覚えた方がいい。高校やそれ以降に行ってから覚えていたのでは遅いと思ってる。」
とアドバイスを頂き、小学5年生の時にスペイン留学を決意しました。
ただし、今通っている一つ上の学年のチームやプライベートチームもあり、中学校に上がるタイミングで行こう!
と話がまとまりました。
その時から、代表には代理人となっていただき、色々と相談に乗って頂きました。
細かく計画を練ってからの息子
進路が明確になった分、どこにいても目標が同じということで、ジュニアユースの進路もあまり悩むことがありませんでした。
ただし、とりあえず、やたらとセレクションは受けに行きました(笑)
上のレベルのチームに行けるのが良いとは思いつつも、息子的にはそんなに強いチームじゃなくても
「俺が頑張れば良いだけ」
と、言い放ちました。
セレクションも地元のチームで2つ。
兵庫で1つ。
愛知で1つ合格することができました。
一番強かったのは、愛知のチームでしたが、息子は、ユースでJ下部への進路に明るい地元のチームを選びました。
どんなサッカーをするかというよりもユースやその先のスペインへ繋がる進路を考えたジュニアユースチームを選択。
そんな感じで、スペイン留学から帰ってきたら、地元に帰ることに決定しました。
そして、その瞬間から世界への挑戦が始まります。