先日、息子を気にかけてくれている代理人の方がこちらに仕事で来るということで、少し時間を頂き、息子、妻と一緒にお茶を飲みに行きました。
「アミーゴ!!どうなんだよ?」
と、気さくに話しかけてくれて、時間にすると2時間ほどでしたが、近況や今後の進路、今の悩みなどを含めてお話させていただきました。
現在の息子は、チームからなかなか評価を得ることはできていません。
最終目標はブレずに目指している中で、中間目標の2種登録に関しては、今の感じだとほぼほぼ難しい状態ではあります。
ただ中間目標は、あくまで途中経過のモチベーションを上げる目標なので、特に気にしてません。現在は、評価を対象とした目標ではなく個人の成長にフォーカスした目標に変えています。
それをやっていく中で、最終的に2種登録を狙える位置まで行けばいいなと言う感じですね。
そんな感じで今の近況と息子の状態をお話しすると
「今の評価は気にすることはないです。」
と、高校年代の評価は、大きく変わるものだし、見る人によって評価は全く変わるものだということです。
また、リーガでのプレーを渇望している息子の今の進路の考えについてもお話をさせていただき、ご意見を頂きました。
すると、
「そこまでしっかりとしたプランがあるのは、とても良いことですし、色んな方に賛同を得られると思います。」
と、
認められる一方で、
「U19からの社会人の地方リーグでの活動については、プロとしては、難しくなりますので、お勧めは致しません。もちろん、可能性がない訳ではありませんが、その道筋については、かなり限定的になりますので、できれば大学サッカーの方でどこか探した方が良いかもしれません。現状は、私もそこまで詳しくはありませんので、どうしたら良いかというアドバイスはできません。また、考えていきましょう。」
と、ご意見を頂きました。
専門学校に通いながら社会人リーグでの活動も視野に入れていたので、もう一度プランを考え直そうとは思っています。
その中で、例えばメディア露出をされている社会人チームとかは、どうかと聞くと
「一つ、そういうのはありですね。」
リーガに行こうと思うと、やはりお金というのは、切っても切れない話になるようで、個人でのスポンサーを探す必要はあると、言っていました。
なので、活動する時に選手は賛同してくれるように考えていかなければならないということです。
この辺は、色々と考えているのですが、今後、息子が解決していくべき課題ですね。
また、現状を踏まえて、最終目標のために行っているトレーニングなどで悩みがあり、今のトレーニングや取り組みについて、話を聞いてもらいました。
特に、一つ一つの課題を解決していくためのトレーニングや将来的に描いている選手像になるためのトレーニングが、一貫していないように思えていて、ブレているのではないかと感じていたので、その辺を客観的にどう思うか聞いたところ、
「最終的な目的やそこに至るまでのプロセスなど、しっかりと考えていて、なかなかここまで明確にしている選手はいません。
そこに向かってのトレーニングは、何が正解かは誰にも分かりませんが、現状を維持しただけでは、そこにたどり着けないわけなので、成長し変化をし続ける必要があると思います。
それぞれの取り組みは、効率が良い悪いはあると思いますが、必ず必要なことです。
前向きに取り組んでいきましょう。」
とのことでした。
結局、プロになるためには、実力の評価になるフィジカル的要素や技術的要素、戦術的要素はひつようですが、それだけではなく、そのお国柄や土地柄で、必要になるファクターがあり、そこがかなりネックになるとのことでした。
もちろん日本でもスペインとは違う癖があります。
そもそも日本は、プロになるための間口が狭いらしいです。(これは、チーム数が少ないという事ではありません。)
これは、サッカーだけでなく学歴社会やその他色んな所でも起こっている日本の癖だと言っていました。
そのお国柄の特徴とチームがある土地の癖が、難しくしているようです。
逆にスペインは、間口は広いが、上に行くために必要な事柄があり、それを解決していく必要があるようです。
そして、最後にリーガに行くときには、
「最低でテルセーラ(5部)から出発することになります。初めに3部とかと言うのは、恐らく難しい話になります。これは実力がどうこうという話ではないです。できない事もないですが、多くは試合に出場できないとは思います。」
もちろん、上手くいく場合もありますが、それには、色んな要素を満たす必要があるという事でした。
この辺のことは、今まで具体的に聞いたことがなかったので、ありがたいお話でした。
ただ当初計画していたプランから大きく修正しないといけないと感じましたね。
そんな感じの有意義なお茶会を一緒に過ごすことができ、僕としても息子としても、今後のサッカーをもう一度見つめ直す時間となり、また、道筋がより明確になりました。
貴重なお時間を頂き、本当にありがとうございました。
現状の評価は気にせず、一つ一つ目標に向かって積み上げていき、しっかりと成長していこうと思います。