前のブログでも書きましたが、高校入試の日程と卒業式が被った為、息子は卒業式に参加できません。
卒業式「仕方ないですね」問題
卒業式と入試の日程が重なっているのが分かったのが、12月の末ごろ。
かなりショックを受けて、妻もなんとか卒業式を出られるようにできないかと奔走したのもこの頃です。
通っている中学校や教育委員会に電話して相談したり、奈良県の教育委員会や志望校にダメもとで相談しました。
もちろん奈良県の方はどうにもできないのは承知の上で、何か知恵がないかのご相談です。
ただ通っている中学校や教育委員会からの返答は、特に時間を取って検討することはなく
「仕方ないですね。」
の一言でした。
僕たち家族の中では、生徒として見てもらえないんだという感じでした。
卒業式という行事を友達と過ごすことは、大切な思い出として残るものですから、どうにかならないものか考えましたが、たった一言で終わりました。
駄々をこねても、どうにもならないし、卒業式に参加できるようにする為にやれることはやって、参加できないのだから。
それならそれで、割り切ろうと、思っていましたが、
入試の手続き問題が勃発し、学校は、本当に息子を生徒として見ていないんだと感じました。
流石に腹が立った
卒業式の対応と言い、入試の手続きの対応と言い、流石に酷いと思い、最後の懇談で妻が、チクッと、担任の先生に話しました。(息子の高校受験事情と近況)
「卒業式は、大切な行事ですし、楽しみにしていました。きっと10人、20人卒業式に参加できなかったら、動いてくれるんでしょうけど、息子1人だと何も対応してくれないですよね。」
「奈良の教育委員会に『高校入試の問い合わせや手続きは普通中学校がやってくれます。』と言われましたが、保護者に丸投げでしたね。」
的なことを、オブラートに包んでお伝えしました。
モンスターペアレントと言われようが、その前には、きちんとご相談させてもらってるし、対応してくれないので、どうにかしてきましたが、あまりにも多くのことが重なったので最後に本音を語らせてもらいました。
お怒りが通じたのか
願書の送付手続きは、やってもらえることになりました。
普通ですけどね(笑)
願書問題解決からの
そして、先週。
中学校から連絡があり、
「卒業式(奈良県高校入試)の次の日の土曜日は、こちらに帰って来てますか?校長も土曜日に出てきて、○○(息子)さんに卒業証書を直接授与すると言ってますので、来ませんか?もちろんお母さんも一緒に。」
「二日後に引っ越しもありますし、一応、息子にも伝えますが、その日は、中学校の友達と最後に出かける予定にしてるはずなので参加しないと思います。」
と、率直に伝えると
「いや、学校行事なので」
と・・・・・・・一言。
この学校は、いちいち怒らせに来ているのか?
と思うくらいの対応。
もちろん、校長が土曜日にもかかわらず、1人の生徒の為に都合をつけて出てきてくれるのは、ありがたい話です。
が、
それは、12月頃に相談した時に、学校で検討してもらって、その時にそう言ってもらえたら、どんなに嬉しかったでしょうかね。
その時の卒業式という学校行事に対する息子への対応が
「(卒業式に出れないのは、)仕方ないです。」
の一言だったのですから。
「土曜日に校長先生が動いてくれて息子の為に卒業証書を授与して頂けるのは、ありがたいと思っていますが、12月の時点で卒業式への参加はどうにかできないかと相談した時は、仕方ないで片づけておいて、急に校長が土曜日来る予定にしたから学校行事に参加しないとダメでしょって言われて、はいそうですか。とはなりませんよ。息子に伝えますので、息子と話し合ってもらって決めて下さい。息子が一番傷ついたので。」
と、伝えて電話を切りました。
息子にそのまま伝えると
「行くわけない。」
と即答。
「今更だし、せっかく最後の遊ぶ計画もしてるのに」
と、しぶる息子。
「学校や校長が○○(息子)の為に考えて、時間を作ってくれたことだから、一晩しっかり考えて、明日、先生と話して自分で決めておいで。」
と、翌日、先生と相談して決めるように勧めました。
卒業式自体というよりは、こうして周りの人が、1人の為に動いてくれたことは感謝するべきですから、そういうことも後々「良い卒業式だった」と言えるようになると思いますしね。
息子の決断
翌日、先生と話し合って、どうするかを決めて帰ってきました。
「先生に色々と説明されたけど、行かないよって伝えた」
と。
やっぱり行かないか。と思っていたのですが、
「でも、もう一人参加する奴がいるって聞いて」
と、息子が、その後のことを話してくれました。
実は、不登校になった子が一人いて、その生徒も含めて、卒業証書授与式を行うようです。
「で、俺、行くことにしたわ」
と、予想外にも行くことにしたようです。
なんでも、その不登校になった子は、友達らしく、携帯のゲームでもちょこちょこ連絡とって遊ぶみたいなんです。
「んで、卒業式が終わったら、一緒にみんなで遊びに行こうと思う。」
という息子の決断をとても嬉しいと感じました。
「で、保護者も是非参加してください。って言ってたで」
有難いことです。
引っ越しでバタバタする土日ですが、息子の卒業式は、素直に嬉しいので、是非とも参加させてもらおうと思いますが、
「一応、そのもう一人参加する子の親が来るかどうかは、確認してみて?」
と伝えました。
もし、その子の親が不参加だった場合、僕らだけが参加するのは、憚られるので。
ということで、
とりあえず、卒業式問題は終結しました。
引っ越し問題が、出てきましたけどね(;・∀・)
リサイクルと廃棄物の処理を土曜日の午前にしようと思っていたので(笑)
まぁでも、途中の対応は、腹が立ちましたけど、こうして子供の為に動いてくれたことは、嬉しかったですし、感謝しかありません。
最後の学ランを卒業式で終えることができて良かったです。