コンセプト
優位性を意識したトレーニング
座学
5つの優位性
ゲームを優位に進めるための5つの優位性について伝えていきました。
今日のトレーニングでは、その内の3つを意識してもらいました。
アップ
体幹、股関節、コーディネーショントレーニング、ライフキネティック
セッション1
3×3+2ポゼッション
目的、課題、制限あり
レポート
このトレーニングでは、サポートや個人戦術によるマークとカバー、ペルムータの確認をしつつ、数的優位の作り方、位置的優位の取り方、質的優位の使い方を意識してもらいました。
やりなれた練習ではあるものの意識することが増えれば難易度は上がります。
初めは、ヌルっとした雰囲気で、徐々に脈を上げながら、強度の高いトレーニングへと声掛けで移行していきました。
守備側の強度は、格段に上がり、相手の前進を何度も止めボールを奪うことに成功していました。
また、攻撃側もミスはあったものの早い判断で、良いプレーを選択することができていました。
更に攻撃のオプションを増やせるように考察していきたいと思います。
セッション2
2×2+4ポゼッション
目的、課題、制限あり
レポート
ここでは、個人戦術のオプションを考えつつ、ボールを展開する為のグリッドの使い方、オスクレセール(死角に入る)などのタイミング等を伝え、3つの優位性をどのように使うかを考えてもらいました。
何故、パスが有効なのか。パス本数が多いと何が良いのかを理解できたのではないかと思います。
フリーマンも制限がつき、体の向きや認知、課題をこなすためのアクションなど、多くの事を意識してプレーする必要があり、かなり難しかったと思いますが、全ての選手がとても頑張ってくれていました。
セッション3
4×4ポゼッション
目的、課題、制限あり
レポート
セッション1と2で行ったことを実際のゲームに近い形でプレーしてもらいました。
特に相手の守備陣形によって考え方が変わり、使う優位性の違いや選択するアクションも違うことに気づいたのではないでしょうか。
また、トップの選手(実際の試合ではボランチの選手)の動くタイミングや意識するグリッドの考え方等、戦術的なアクションのオプションをいくつか提示し、実際にそれらの優位性を上手く使ってもらいました。
特に相手の優位性をどの優位性で消していくのかは、かなり意識できていたのではないでしょうか。
少し伝えることが多くなってしまいましたが、トレーニング自体は、どの選手も強度が高く、とても良い環境にしてくれていました。